欧州を訪問中の米倉弘昌日本経団連会長はこのほど、緊迫している中日関係について、「日本側は緊張緩和のために動き出し、経済界は日中関係の緊密化を目指して努力すべき」との見解を述べた。
米倉会長は、日中関係の悪化に対し、日本が行動をとらなければ長期的な視野における問題解決も難しくなるとし、「両国の指導者が早急に話し合いを行う必要があり、日本経済界はこれまで通り両国関係の緊密化に努めていく」と語った。
中国の日系企業の投資先の分散について、米倉会長は、「日本企業はさまざまな面を検討し、決めることができる。レアアースと同じように、中国からの輸出が減れば、他の国から輸入しなければならない。だが、隣国との友好関係はやはり重要である」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年10月18日