日本の政治家67人が18日、批判の渦中にある靖国神社を参拝した。その前日、日本の新首相に就任すると見られている安倍晋三氏も靖国神社を参拝し、アジア諸国から怒りを買い、国際社会でも懸念が持たれた。野田政権は参拝した閣僚に対して「干渉しない」姿勢をとり、内閣官房長官も参拝の影響を払拭しようとしている。日本メディアは、今回の行動は靖国参拝を常態化させると見ている。
「日本で右翼の風が強く吹いている」と、韓国のMBCテレビは18日に論じた。同日の「文化日報」は、「北東アジアの緊迫状況をさらに悪化させ、日本と中韓の領土係争を歴史問題に発展させる」と評した。
スイス紙「20 Minuten」は、歴史上の犯罪に対し、日本は頑な態度をとり適切な対応をしておらず、東アジアを冷戦状態にしていると伝えた。「ニューヨーク・タイムズ」は18日、安倍氏の参拝について長文記事を掲載し、安倍氏は日本を右翼化するおそれがあるとの懸念を示した。CNNは、日本の右翼化を隣国が黙って放任するはずはないと見ている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年10月19日