中国で広がる「日本は泥棒」の考え=駐中国大使

中国で広がる「日本は泥棒」の考え=駐中国大使。

タグ: 丹羽宇一郎 名古屋大学 釣魚島

発信時間: 2012-10-22 15:57:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

先般、業務報告のために一時帰国している日本の丹羽宇一郎駐中国大使は、7月の「失言騒動」で帰国を命じられていた時以来の沈黙を破り、10月20日に母校の名古屋大学で講演を行った。共同通信社の報道によると、中日両国の釣魚島問題をめぐる対立について、丹羽大使は「過去と比べ、今回の対立は全く次元が違う。日本はその事を今一度、しっかり認識するべきである」と述べ、「最悪の場合、日中国交の40年間の努力が水の泡になることも懸念される」との旨を示した。

丹羽大使は「中国側では非常に緊張した状態が続いている。日本の政府と国民は問題の深刻さを実感していない。11月に中国の最高指導部が交代しても、両国の関係が好転するには時間がかかるだろう」と述べた。また、「日本政府が釣魚島の『国有化』計画を発表した後、日本国旗を付けた公用車で北京市内を移動していた際に、中国人から敵視された。『日本は泥棒だ』という考え方が中国の若者の心の中に既に根付いていることは、極めて憂慮すべきことである」と丹羽大使は話した。最後に丹羽大使は「日本は日中関係の改善に徹底して努める必要がある」との見方を示した。

 

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