中国で2013年度の公務員試験申し込みが10月24日で終了したが、最も競争が激しいと見られる国家公務員試験はやはり難関だ。10月23日23時現在で、100万人以上がエントリーした。
「公務員になるのは、中国でずっと難しい」。英国の著名な中国研究者のFrances Wood(中国名・吴芳思)によれば、1000年前、王安石は4回も落ちても落ちても「死闘」を繰り返し、やっと科挙に成功した。現在も、公務員試験は、インド、日本、韓国、タイなどのアジア諸国で、採用合格率がややもすれば1000分の1という厳しさである。
仏AFP通信は、「官僚文化」の隆盛や文化に溶け込んだ権力に対する崇拝が根強く、アジアの多くの人がどんな災害に遭っても収入が保証されているこうした職業を重視する傾向は、伝統的にアジア諸国の政府の職能範囲の広さ、権力の大きさと非常に深い関係にあると分析している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年10月24日