外交部の洪磊報道官は10月31日の定例記者会見で、中国海洋監視船による釣魚島(日本名・尖閣諸島)海域での巡航・法執行について、正常な公務活動と指摘した。
洪氏は「中国の海洋監視船による釣魚島海域での巡航はすでに常態化したのか」との質問に「中国の海洋監視船による釣魚島周辺の中国領海での通常の巡航・法執行は、中国側の管轄権を行使する正常な公務活動であり、非難するほどのことはない」と答えた。
国家海洋局ウェブサイトによると北京時間30日午前10時頃、「中国海監50」「中国海監15」「中国海監26」「中国海監27」からなる中国海洋監視船隊は、釣魚島周辺の中国領海内で通常の権益維持目的の巡航を行った。中国海洋監視船隊は中国領海に進入して不法に活動していた日本側船舶に対して監視と証拠採取を行うと同時に、主権をめぐる中国の立場を厳正に声明したうえで、排除措置を実施した。
「釣魚島情勢にはすでに根本的な変化が生じたという現実を日本側は正視すべきだ」と洪氏は指摘した。
「人民網日本語版」2012年11月1日