野田首相に「屈辱」を感じさせるのはこればかりではない。野田首相が党内の支持を集め、一致団結し野党からの挑戦に対応する肝心要の時期に、2名の民主党議員が「野田首相の主な政策に反対する」ことを理由に、政権与党からの離脱を発表した。これは野田政権にとって、泣きっ面に蜂となった。さらに6名の議員が離党した場合、民主党は単独過半数を失い、野田首相の政治生命にピリオドが打たれることになる。
しかし野田首相にとって最もきまりが悪いのは、減り続ける世論の支持だ。野田首相の支持率は、10月より下がり続けている。野田首相は内閣改造によりこの流れに歯止めをかけようとしたが、閣僚が暴力団関係者との交際により辞職に追い込まれ、野田首相の支持率も20%の「危険区域」を下回った。野田内閣は現在、この「危険区域」の中でもがいている。国民の大半はこれに対して否定的な態度を示しており、国民の6割は早期解散総選挙を求めている。
野田首相の所信表明演説には、力強い言葉もあった。「経済再生」のスローガンは一部の人の心に響き、「日本周辺海域の警戒を強化し、揺るがぬ決心により日本の領土と領海を守る」という言葉も血を熱くたぎらせる。しかし国民は、これらはみな実質的な内容の伴わない空論であることを知っている。野田首相が最も言いたかったのは、「仕事をやりかけで放り投げるべきではない」、つまり早期解散総選挙には絶対に応じないということだったかもしれない。
令野田感到“屈辱”还不只这些。就在野田迫切需要党内支持,团结一致,共同对付在野党挑战的关键时刻,又有两名民主党议员以“反对野田的一些主要政策”为由,宣布退出执政党,给野田政权雪上加霜。倘若再有六名议员退党,民主党会失去国会多数地位,野田的政治生命也就只有彻底画上句号了。
但最让野田没面子的还是每况愈下的民意基础。进入十月以来,野田支持率便一路下滑,本想借内阁改组挽救颓势,岂料不到一个月,便有内阁成员因涉黑辞职,野田支持率也应声跌至20%的“危险区”以下。现在,野田内阁艰难地在“危险区”挣扎,绝大部分民众对其持否定态度,更有超过六成的民众表示,野田应该解散议会,提前大选。
野田的施政演说也不乏豪言壮语。“经济再生”的口号颇能感动一些人,“强化日本周边海域警备,用绝不动摇的信心守卫日本领土和领海”的宣示,也足让人热血沸腾。但人们清楚,这些都是不切实际的高谈阔论,野田最想说的恐怕还是“不应该把工作只作一半”,即决不解散议会,提前大选。