3：日本人はなぜ勉強嫌い？

江戸時代には既に私塾や寺子屋と言った民間の教育施設があった。無料で受けられる義務教育の制度はなかったものの、日本人はお金を出して寺子屋で読み書きを勉強していた。当時の日本人は学ぶことが好きだった。現代の日本人は勉強に積極的ではなくなったのは、日本は学歴社会ではなるものの、個人の収入は学歴とはあまり関係がない。日本社会は「平均」を好む社会であり、他の国のように学歴が高ければ収入も高くなるというようなことはない。収入が変わらないのであれば、勉強をしてもしなくても構わないため、勉強好きの人が減ったのも自然なことである。