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japanese.china.org.cn | 11. 07. 2013

比が米日のため軍事基地を建設計画 狙いは中国けん制か

タグ: フィリピン 軍事基地 同盟国 スービック

資料写真:スービック旧海軍基地

フィリピンは米国のスービック旧海軍基地を新たな海・空軍基地に改築し、米国、日本、その他の同盟国に使用権を提供する計画を立てている。しかしその巨額の建設費用を誰が支払うかについては、現在のところ明らかにされていない。フィリピンによる同基地建設は、中国けん制を狙ったものだろうか、それとも中国挑発を狙ったものだろうか。7月8日付フィリピン紙『マニラ・スタンダード』が伝えた。

新基地改築について、フィリピン政府は現在までに「米軍基地」とは一言も口にしておらず、フィリピンの軍事基地を建設し、米国から調達した2隻の巡洋艦とフィリピン空軍の戦闘力を配備し、同時に同盟国に使用権を提供すると発表した。同プロジェクトはインフラ修築だけでも、少なくとも2億3000万ドルが必要になる。この費用は、昨年のフィリピン軍の現代化建設にかかった費用の6倍に達し、非武装部隊向けに数機の戦闘機、数隻の戦艦、その他の軍事設備を購入できる。

フィリピン政府は単独でこの巨額の費用を負担するつもりなのだろうか。あるいは米国や日本などの、その他の使用権を持つ国に支払わせるのだろうか。それとも各国と共同負担するのだろうか。後2者の場合、この基地は政府が称するような「フィリピンの基地」なのだろうか。それとも「フィリピンの基地」は名義だけで、事実上その他の同盟国に提供する米軍基地なのだろうか。

アキノ大統領がスービック軍事基地の建設計画を制定したのは、戦略の重心をアジアにシフトする米国を支持し、南中国海で影響力を高める中国に対応するためとされている。同計画が実行に移されたとしても、最終的に中国をけん制することになるか、それとも挑発することになるかは不明だ。フィリピンは米国、日本、その他の同盟国に使用権を与えることで、どのような実質的な利益を得るのだろうか。

当然ながら、フィリピンのスービック軍事基地の建設提案が、最終的に可決されるかは未知数だ。アキノ政権が同問題に対する立場を正式に表明してから、すべての問題の答案が明かされるだろう。

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