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japanese.china.org.cn | 12. 08. 2013

日本の「ネットカフェ難民」、生活の実態に迫る

タグ: ネットカフェ難民 インターネットカフェ

 

 

日本では24時間営業のインターネットカフェが、日雇い派遣労働者などの安定した職業や定住場所を持たない人々の重要な生活の拠点になっている。「住居喪失不安定就労者」、俗に「ネットカフェ難民」と呼ばれる彼らは、高い家賃を払って家を借りることができない。2007年時点の調査によると、ネットカフェで一夜を明かしたことのある人は6万900人に上り、うち5400人がホテル代わりに長期滞在しているという。

迷彩柄のTシャツにダメージジーンズという出で立ちの男性は、見た目にはオシャレな今風の若者にしか見えず、家もなくさまよう「ネットカフェ難民」のようには見えない。26歳の石田さんはリストラされてからは安定した職業を見つけることができず、何日も連続して仕事がないときもあれば、1日にいくつもの仕事を掛け持つこともあるという。サラリーマンのような安定した住居はないものの、石田さんは決して不便には感じいないようだ。家賃も大幅に節約することができる。石田さんも他の日雇い労働者同様、ネットカフェを自分の「家」にして生活している。昼間は仕事があれば働き、ない時は街中をブラブラして、夜はネットカフェで寝泊りをする。石田さんはその様な生活をもう1カ月以上も続けているという。

「家がなく、正社員でもないから、色々な仕事をして、生活を維持していかなければいけない」と話してくれたのは20歳そこそこのネットカフェ難民である。「もう2年近くここに住んでいる。働いてはいるけれど、安定した仕事はなく、家を借りるなど夢のまた夢だ」。ネットカフェには通常、20~30人のネットカフェ難民が寝泊りしているという。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年8月12日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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