NHK・Eテレ(教育テレビ)の中国語講座「テレビで中国語」の2月25日午後10時からの放送分に、日本僑報社の段躍中編集長が登場した(再放送は2月28日午前6:00~)。
番組では出演者の北乃きいさん、台湾出身のモデルUさんが日本僑報社を訪ね、段編集長に対して2月の学習目標である「中国語で将来の夢や今の生活を語ろう」についてのインタビューを中国語、日本語の2カ国語で行った。
インタビューで段編集長は幼少期の夢について「とても小さかった頃、もうすでに記者になりたかった」と語り、生まれ育った湖南省の小さな町で、地元のラジオ放送に投書した原稿が署名とともに読み上げられたことが、記者を目指すキッカケになったと振り返った。
書くことの喜びを知った段編集長は、その後、北京にある大手新聞社「中国青年報」の記者となったが、1989年の天安門事件の際に報道することの難しさを覚え、91年に来日。当初はほとんど言葉がわからなかったが、毎日のように、ラジオ放送を聞いたり、日本語で日記を書いたり、新聞に日本語で投書したりして、日本語レベルをみるみる向上させたという。その後、41歳の時に出版社「日本僑報社」を創設。これまでに中国と日本に関するさまざまな本を出版し続けてきた。
今後の夢について聞かれた段編集長は「やはり出版をしたい」ときっぱり。「現在すでに260冊を出版し(ゆくゆくは)500冊の本を出版するのが夢」だと、真っすぐに前を見据えた。番組では、そんな段編集長の前向きな姿や、編集部の本棚にズラリと並んだ日本僑報社の数々の作品が見て取れる。
「テレビで中国語」に登場した段編集長は、「(500冊出版という)大きな夢を実現するのは難しいが、テレビの視聴者からいただいた応援メッセージに勇気づけられ、感謝している。これからも日中交流に役立つ良い本を作り続けたい。引き続き、皆さんからのご支援をお願いしたい」と感謝の気持ちを表すとともに、今後の目標を新たにしていた。
※動画http://www.youtube.com/watch?v=VKC8ASuxRsg&feature=youtu.be
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年2月27日