中国の海洋調査船「科学号」は日本の排他的経済水域内で作業し、日本側の不満を引き起こした。日本メディアによると、海上保安庁の巡視船は16日、科学号が沖縄県久米島付近の日本の排他的経済水域(EEZ)内で、海中に物体を投じたと報じた。中国船が久米島付近のEEZで、海洋調査と思わしき活動をしているのを確認されたのは、これで5日連続となった。
読売新聞は、「第十一管区海上保安本部(那覇)によると、16日午前10時56分頃、中国の海洋調査船・科学号が、船体後部から海にワイヤーのようなものを垂らした。科学号が日本の同意を経ずに調査活動を実施したとして、日本の巡視船は活動停止を求めたが、科学号から応答はなかった。科学号はその後も海洋調査を継続し、4時34分頃に、海中の物体を引き上げた」と報じた。NHKは、「科学号は海洋調査を実施した可能性がある。日本側の巡視船は駆逐できず、呼びかけをし、監視を続けた」と伝えた。
その前日、ロシアの爆撃機が日本を緊張させた。防衛省統合幕僚監部は15日、「ロシアの6機のTu-95爆撃機が3つのルート(各2機)から日本列島周辺を飛行し、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進し対応した。ロシア軍機は日本の領空を侵犯しなかった」と発表した。共同通信社は、「1日のうちに6機のロシア軍機が日本列島周辺を飛行したが、これは極めて稀なケースだ。4機のロシア軍機は14日も、日本列島の周辺を飛行した」と報じた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年4月17日