海自少将がリムパック副司令官に 中日合同訓練なし

japanese.china.org.cn  |  2014-06-26

海自少将がリムパック副司令官に 中日合同訓練なし。米国は日本などの国と共に、アジア版NATOを形成し中国をけん制しようとしている。戦争が生じれば、米国は同盟国と共に海から中国を封鎖し、中国経済にダメージを与えるだろう…

タグ:海自 リムパック 副司令官 合同演習

発信時間:2014-06-26 10:59:35 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ロシアの関連サイトは24日、「対中包囲網」と題する記事の中で、「米国は日本などの国と共に、アジア版NATOを形成し中国をけん制しようとしている。戦争が生じれば、米国は同盟国と共に海から中国を封鎖し、中国経済にダメージを与えるだろう」と伝えた。

香港の中米関係関連サイトは、「中国のリムパック参加は、米国の東アジア・太平洋地域における対中同盟を打破する。しかしこれが、中米両国の軍事関係の安定化に対する、リムパックの重要性を損ねることはない」と指摘した。

仏AFP通信は24日、米太平洋軍司令官のサムエル・ロックリア氏の発言を引用し、「中国の軍事演習参加、特に米国主宰の演習への参加は、大きな一歩と言える」と伝えた。

米太平洋艦隊は、米海軍第3艦隊司令官のケニース・フロイド大将が、今回のリムパックの司令官を務めると発表した。オーストラリア海軍のサイモン・キュレン少将が執行司令官、海上自衛隊の中畑康樹少将が副司令官を務める。オーストラリアと日本は、米国の太平洋の南北における2大同盟国だ。この人事は、米国の「アジア太平洋リバンランス戦略」における両国の重要性を示している。

同演習に参加するアジア諸国には、他にも韓国、インド、タイ、フィリピン、シンガポール、インドネシアなどが含まれる。日本はリムパックの常連で、海上自衛隊は1980年に初参加した。海外メディアは、中国海軍と海上自衛隊に合同訓練の計画がないことに留意している。中日関係には大きな改善は見られないが、河野克俊海上幕僚長は、中国が合同演習と「多国間の枠組み」に加わることを歓迎した。

米シンクタンク・スティムソンセンター東南アジア担当のリチャード・クローニン氏は、「中国の参加が南中国海・東中国海の緊張情勢を和らげることはないが、中国が米国およびその同盟国との間に相互信頼の枠組みを形成することを促す可能性がある」と指摘した。アメリカ海軍大学院のホルムズ教授は、「米国の中国招待は、政治・軍事行動を総合的に検討した結果だ。歴代の米国政府は、台頭する中国が自由な海洋秩序における脅威になるのではなく、責任感ある利益関係者になることを目指してきた」と語った。

中国社会科学院アジア太平洋・グローバル戦略研究院の許利平研究員は25日、環球時報の記者に対して、「同じくリムパックに参加し、中国との間に海の係争を抱える日本やフィリピンなどは、安全問題で米国だけに依存できない。これらの国は中米両国の軍事・安全などの幅広い協力の余地を目にしなければならない。新たな安全観の下で、中国と協力する必要がある」と分析した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年6月26日

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