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japanese.china.org.cn | 21. 10. 2014 |
資金問題のスキャンダルに陥った安倍内閣の2名の女性閣僚が、10月20日に同時に辞任した。共同通信社の10月20日の報道によると、小渕優子経済産業大臣(40)と松島みどり法務大臣(58)が、同日に辞表を提出した。小渕氏は後援会の収支のずれ、松島氏は選挙区内でうちわを配ったことが公職選挙法に抵触する恐れがあり、それぞれ引責辞任した。両氏は同日首相官邸で、安倍首相に辞表を提出し、受理された。
2012年12月の第二次安倍内閣の発足以来、閣僚の辞任はこれが初となり、かつ就任より1ヶ月半での辞任となった。安倍首相は事態の早期収拾により、政権への影響を最小限に抑えようとしている。しかし野党は首相の任命責任を追及する予定だ。安倍首相は首相官邸でメディアの取材に応じた際に、「任命責任は総理大臣である私にある。こうした事態になったことを国民の皆様に深くおわびする」と述べた。
安倍政権は9月3日の内閣改造で、小渕氏と松島氏を注目の女性閣僚として登用した。この2名の辞任は、安倍政権の痛手となり、政権運営を難しくするだろう。
内閣の5名の女性閣僚のうち、高市早苗総務大臣、山谷えり子国家公安委員会委員長、有村治子女性活躍担当大臣が、10月18日に靖国神社を参拝した。高市氏と山谷氏は参拝後、これは「英霊たち」に感謝と哀悼の意を表するためだと述べた。9月の安倍内閣改造以来、閣僚の参拝はこれが初。韓国外交部の関係者は19日、「日本は韓国や周辺諸国、および国際社会の度重なる警告と懸念を顧みていない。安倍晋三首相が17日に靖国神社に真榊を奉納したほか、18日には一部の閣僚が第二次世界大戦のA級戦犯が祀られている靖国神社を参拝した。これは非常に憤懣やるかたない行為だ」と表明した。
「ウーマノミクス」という旗印を掲げる安倍首相は思い切って5名の女性閣僚を登用したが、今やそのうち2名が去り、日本の政界に動揺をもたらしている。他の3名の女性閣僚は18日に靖国神社を参拝し、国際社会の強い不満を引き起こした。先ほど日本メディアが指摘したように、安倍首相は女性という落とし穴にはまろうとしているのかもしれない。
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