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japanese.china.org.cn | 21. 01. 2015

安倍氏、場違いな「平和ショー」を上演  

タグ: 安倍 平和ショー 記念館 歴史 

イスラエル訪問中の安倍晋三首相は19日、ホロコースト記念館を訪問し献花を行い、「平和の使者」のイメージを示した。日本メディアは20日、「これには西側諸国の歴史修正主義という認識を払拭し、日本とナチス・ドイツを同列視する中国に反論する狙いがある」と分析した。しかし日本軍の侵略を受けた中国と韓国にとって、安倍首相のこのショーは「場違い」だ。  

韓国紙『中央日報』は20日、「ホロコースト記念館は日本とは何の関係もない。安倍首相が戦争の反省と平和の宣言を表明したいならば、場所を間違っている。安倍首相は日本軍に直接侵略された場所を訪問せず、何の関係もないイスラエルを訪問し、輿論戦を展開した。これは昨年オランダでアンネの家を訪問した目的と完全に一致している」と報じた。  

韓国紙『朝鮮日報』は20日、「安倍首相と、その政治の師である小泉純一郎元首相は、ホロコースト記念館を訪問した。しかし彼らは靖国参拝により、日本を国際社会で孤立させた。安倍首相は日本の東アジア侵略の歴史を否定し続け、日本軍の慰安婦問題について正式に謝罪していないが、ホロコースト記念館を見学し歴史の悲劇について語っている。これは政治ショーに過ぎない」と伝えた。  

安倍首相がホロコースト記念館を見学したのは、侵略戦争を否定する歴史観に対する西側諸国の批判の声をなだめるためだ。ユダヤ人の人権団体「サイモン・ヴィーゼンタール・センター」は、安倍首相が2013年12月に靖国神社を訪問した際に、「日本の首相には戦争の犠牲者を追悼する権利があるが、戦犯を追悼する権利はない。犠牲者と戦犯を同時に追悼することは、道徳と倫理にもとっている」と批判した。  

韓国紙『京郷新聞』は20日、「安倍氏は慰安婦の前でひざまずくべき」と題する社説の中で、「ドイツのブラント首相は1970年にポーランドでひざまずき、世界の尊重を勝ち取った。安倍首相が本当に懺悔したいならば、日本の侵略によって深い傷を受けたアジアの人々の前でひざまずくべきだ」と批判した。  

中国人民抗日戦争記念館の李宗遠副館長は、「安倍首相はユダヤ人の第二次世界大戦中の苦難に同情を示し、戦争に反対したが、これは自らを平和主義者としてイメージ付けるためだ。イスラエルのホロコースト記念館は、ユダヤ人が欧州でナチス・ドイツの迫害を受けた歴史を記念しているが、安倍首相は韓国や中国など日本に侵略されたアジア諸国で謝罪するべきだ。鳩山由紀夫元首相は、2013年に南京大虐殺紀念館を訪問した。ところが現在まで、日本の現職の首相が訪れたことはない」と述べた。

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