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「いずも」は一つの時代を象徴する。この武器は日本の戦争を嫌う文化の境界線を押し広げ、中国との緊張情勢を激化させた。インドの週刊誌(電子版)が報じた。
いずもは中国を含む大多数の国に、空母と称されている。しかし日本は、ヘリによる潜水艦・機雷の捜索に利用されるとしている。ヘリは船舶よりも機動力が高く、より安全に海の捜索を行えるというのだ。いずもは、災害救助の任務も担うという。
いずもはさらに、米国のF-35Bを艦載可能で、隣国から警戒されている。F-35B総合戦闘攻撃機の用途は垂直離着艦で、米海兵隊を輸送する。同機はいずもの使用に非常に適している。いずもは8−9機の第5世代ステルス戦闘機・攻撃機を艦載できる。
いずもを真の空母に改造することは、容易なことではない。コストが非常に割高だからだ。10数機の戦闘機の購入費(F-35Bは1機当たり1億1600万ドル)の他に、F-35Bの離着艦により発生される熱に耐える甲板の強化が必要だ。コストはいずもの総工費とほぼ同水準の、20億ドル弱に達する可能性が高い。
日本は世界3位の経済国であるが、防衛に費やすことのできる大金はない。日本は膨大な負債を抱えており、国の借金は国内総生産(GDP)の230%に近づいている。
そのため、いずもやその姉妹艦を真の空母にすることは難しく、特に国民を納得させられない。
日本が最後にどこに向かうのかは、時間が教えてくれるだろう。今から10年後、いずもの飛行甲板にヘリしかなければ、東アジア情勢は平和的で楽観できるだろう。しかしその甲板に戦闘機があれば、中日両国の関係はより闇に包まれ、さらに危険な転機を迎えるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年4月13日