今年も田んぼアートを楽しめる季節がやってきた。日本の農家が数ヶ月かけて田植えで「描いた」稲絵は現在、観光の目玉にもなっている。
稲絵の図案は、物語の場面や登場人物、アニメキャラクターなど、実に色とりどりである。2011年には、東日本大震災の復興祈願も稲絵のテーマになった。
青森県の田舎館村では、4月に入ると村人が今年のテーマについて知恵を絞り出し、十数日かけてさまざまな種類の稲をどこに植えるかを計算し、畑に千以上のしるしを付ける。田植えの日が来ると、村人とボランティアはしるしに従って稲を植える。青森県の稲絵に使われるのは黒稲や紫稲などである。
田舎館村は稲絵の発祥地である。地元の経済活性化や観光資源開発のため、村人は1993年に稲絵を始め、年々テーマも変えている。昔の将軍の雄姿、モナリザ、ドラえもんなどがここの稲絵に登場したことがある。
青森県のほか、愛知県、山形県、北海道でも稲絵を見ることができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年6月25日