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japanese.china.org.cn | 10. 07. 2015

昭和天皇の「玉音放送」、原盤が公開へ

タグ: 昭和天皇 玉音放送 原盤


日本の宮内庁は9日、終戦の日の昭和天皇の「玉音放送」を録音したレコードの原盤(玉音盤)と音声を、8月上旬に初めて公開すると発表した。これまでテレビなどで放送されていたのはいずれも復刻版で、原盤が公開されるのは初。日本メディアが7月9日に伝えた。

玉音盤は、玉音放送前日の1945年8月14日夜、当時の宮内省庁舎内で録音された。昭和天皇がマイクに向かって「終戦の詔書」を2回読み上げ、計2組の玉音盤が完成。今回公開されるのは実際に放送された方のレコードで、時間は約4分30秒。

宮内庁によると、原盤は計5枚で、皇室の「御物」として保管されてきた。宮内庁は原盤から音声を新たにデジタル録音したという。天皇、皇后、徳仁皇太子、秋篠宮文仁親王は6月、皇居・御所で音声を聞いたという。

宮内庁によると、これまで知られている玉音放送は戦後の連合国軍総司令部(GHQ)の複製がもとになっており、原盤そのものは同庁が保管していたという。

宮内庁の風岡典之長官は9日の記者会見で、「戦後70周年を迎え、議論と天皇の同意を経て、公開の決定が下された」と述べた。

宮内庁は他にも、皇居内の防空壕の写真などを公開することを決定した。防空壕は1945年8月14日に、戦争終了を決定する「御前会議」に使われた。宮内庁は戦後20周年の1965年に、防空壕の内部をメディアに公開したことがある。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年7月10日

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