山西省大同市の南西に位置する大同炭鉱「万人坑」遺跡記念館は、日本が中国に対して経済的な略奪を行った鉄の証拠だ。同遺跡は1962年の記念館建設以来、国内外から100万人以上の訪問者を集め、愛国主義教育の重要な模範基地になった。
日本の侵略者は1937年10月から1945年8月の大同占領期間、「人命で石炭を得る」という血なまぐさい政策を野蛮に施行し、大同の石炭資源を狂ったように略奪した。侵略者は住宅や道路の建設を口実に、多くの労働者を騙して捕まえた。過労、非人道的な待遇、感染症により、多くの労働者が無残にも死亡した。一部の死亡者、もしくは危篤状態になった労働者は、荒野や使われなくなった坑に捨てられた。これが日に日に積み重ねられ、白骨ばかりの「万人坑」が形成された。
大同の炭鉱区には、大規模な「万人坑」が20数カ所ある。日本の侵略者は8年未満の間に、1400万トン以上の石炭資源を略奪し、6万人以上の労働者が命を落とすことになった。