靖国神社を参拝した安倍晋三首相を相手取った訴訟の、第5回口頭弁論が17日、東京地方裁判所101号法廷にて実施された。中国浙江初陽弁護士事務所の弁護士である楼献氏、中国の社会活動家の王選氏らが原告として出廷し、日本政府、安倍晋三氏、靖国神社を訴えた。
楼氏は環球時報の取材に応じた際に、「靖国神社は日本の中国侵略を促した重要な軍事施設である。日本の首相による靖国参拝は、中国侵略の事実を否定し、日本の侵略によって死亡した3500万人の中国人を侮辱し続けようとする行為だ。この行為を絶対に許してはならない」と述べた。
「靖国参拝違憲 訴訟の会・東京」事務局長の辻子実氏は、環球時報の記者に対して、「安倍首相は2013年12月26日、モーニングを着用し、政府専用車に乗り、『内閣総理大臣安倍晋三』の名義で靖国神社を参拝した。この行為は日本国憲法第20条に規定されている政教分離に明らかに違反している。さまざまな障害があるが、安倍首相を起訴するべきだ」と述べた。情報によると、被告人と代理人は、今回の口頭弁論に出席しなかった。第6回口頭弁論は10月8日午前11時に、東京地方裁判所で実施される。