国務院新聞弁公室は8月19日午前、記者会見を開いた。中国人民銀行(中央銀行)と国家郵政局の担当者が、中国人民抗日戦争並びに世界反ファシズム戦争勝利70周年記念硬貨と記念切手の発行状況について紹介した。
中国人民銀行貨幣経営局の副局長である左秀輝氏は、中国人民抗日戦争並びに世界反ファシズム戦争勝利70周年を記念し、記念硬貨を発行すると発表した。記念硬貨は4枚セット。ニッケル貨、1/4オンス金貨、1オンス銀貨、5オンス銀貨の各1枚である。ニッケル貨は発行枚数が多く、一般に向けたもの。金銀の記念硬貨は、国内外のコレクターに向けたものである。
中国人民抗日戦争並びに世界反ファシズム戦争勝利70周年記念硬貨は、正面の主図案が国章となっている。全国民が関心を持ち、全土で注目され、大きな意義を持つ歴史事件の記念活動を、国家の名義で行うことを示している。下の方には2015という年号が入っているが、これは発行した時間と記念活動の年を表している。
ニッケル貨の記念硬貨は、背面の主図案が「70」という数字と「1945-2015」が組み合わされた象徴的なマークとなっている。中国人民抗日戦争並びに世界反ファシズム戦争勝利70周年記念を象徴したものである。その周りには、長城と勝利の「V」をかたどった図案が配置されている。これは中国人民抗日戦争並びに世界反ファシズム戦争の勝利を象徴すると同時に、中華民族が鉄の長城を作り、力を合わせて敵と戦ったことを象徴している。主図案の上部には、平和と希望を象徴する5羽のハトが翼を広げている。歴史の記念と平和への願いを表現するとともに、血と火の洗礼の後に五大陸の人民が再生し、団結し、手を取り合って共に美しい未来を作り上げようという意味が込められている。飛び上がる平和の鳩も、全国人民が中国共産党の指導者の下、中華民族の偉大な復興という使命を持って未来へ向かっていく様を表現している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年8月20日