第1回日本侵略歴史歪曲国際学術シンポジウム、メインテーブルの来賓
中国人民抗日戦争並びに世界反ファシズム戦争勝利70周年記念に際し、中国と朝鮮のシンクタンクは8月29日、朝鮮・平壌の人民文化宮殿で、第1回日本侵略歴史歪曲国際学術シンポジウムを共催した。
延辺大学、中国社会科学院、吉林大学、南開大学、南京大学、朝鮮社会科学院、金日成総合大学、金亨稷師範大学、金哲柱師範大学などの研究機関と大学の70数人の専門家・学者が一堂に会し、白熱した議論を展開した。また代表者を派遣し、異なるテーマに関する報告を行った。
会期1日のシンポジウムにおいて、両国の13人の学者が発言した。多くの史実とデータによって、日本の中国侵略、朝鮮半島の併呑、南京大虐殺、労働者と慰安婦の強制連行などの歴史の罪を異なる角度から批判した。日本軍国主義の野蛮な侵略行為、両国を含むアジア諸国にもたらした深刻な災いを暴き、侵略の歴史を否定・歪曲・美化し、「軍事正常化」を目指し、戦後の国際レジームに挑戦する日本の右派の言行を厳しく批判した。またその行為が平和的発展という時代のテーマに完全にもとり、被害国の国民感情を再び深く傷つけていることを指摘した。
学者らは、日本が正確に侵略の歴史を認識できるか否かは、日本自身の今後の発展の方向、日本とアジアの隣国の関係発展、北東アジアの平和と安定に係る問題だと指摘した。日本当局は歴史と未来に責任を負う態度により、侵略の歴史を深く反省し真剣に教訓を汲み取り、平和的発展の道を歩み続け、実際の行動により世界から信頼を勝ち取り、隣国との関係を改善するべきだ。中朝両国は被害国として、日本の発言を聞くと同時に行いを見守る。日本が侵略の歴史を否定・歪曲し、軍国主義が復活し、歴史の悲劇が再演されることを絶対に許さない。
朝鮮労働党の機関紙『労働新聞』、朝鮮の内閣機関紙『民主朝鮮』は8月30日、同シンポジウムの内容について報じた。
報道によると、出席者は会場で、歴史の悲劇を再演させないために、侵略の歴史を歪曲し、軍国主義を復活させようとする日本の動きを絶対に許さず、このような行為を徹底的に批判すべきだと強調した。これは国際社会の眼前に突きつけられている、重大な課題だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年9月2日