日本の観光庁が11月18日に発表した統計データによると、2015年1−10月の訪日中国人客数は延べ428万人以上に達し、前年同期比で2.13倍となり、訪日外国人客の4分の1以上を占めた。この伸び率を維持すれば、訪日中国人客数は通年で500万人の大台を突破し、日本にとって2015年最大の観光客源になりそうだ。
観光客の急増と高い購買力が日本人から注目されている。観光消費の多様化と深化は、今年の訪日中国人客の無視できない新傾向だ。
例えば旅行中の文化消費だが、従来の茶道や生花から、ハイレベルのコンサートに拡大している。東京交響楽団のコンサートのチケットは購入が極めて困難だ。スポーツ消費に関しては、ゴルフを楽しみに来る観光客数が大幅に増加した。外食消費に関しては、ブランド重視の傾向が強まり、有名な料亭、特にミシュラン・ガイドに掲載されたレストランは、数カ月前でなければ予約を取れない。