中国の最も大切な伝統的祝日の春節を間近に控えた23日、東京にある公益財団法人日中友好会館後楽寮は2016春節招待会を催し、海外で勉学に励む中国人留学生に心温まる祝福を送リ、留学生事業に手厚い配慮と援助をしてくれた中日両国の関連機関や友好同士に感謝の意を表した。
宮本雄二日中友好会館副会長は挨拶の中で、ハーバード大学での自身の若い頃の留学生活を振り返り、勉強や論文に全ての時間を費やし、友人作りや英語の勉強を怠ってしまったことを残念に思い、「相手国で生活し、相手国のことをよく理解し、相手国に友人がいる若者たちは、両国関係を大事にし、発展させる中核だ。みなさんは日本の社会に身を投じ、社会を経験し、将来両国の架け橋として重要な役割を果たしていく」と中国人留学生を励ました。
次に挨拶をした在日本中国大使館の胡志平公使参事官は、中国の「年(春節)」と「拝年(年始回り)」の伝統の由来を説明したうえで、「中日両国の文化にはそれぞれのゆかりがあり、共通点もあれば相違点もある。両国の人々が互いに相手国の文化を尊重することこそが友好往来の基本的なルールである」と述べ、日常の交流を通じ日本に対する理解を深め友好の種を蒔くことを留学生に期待し、長年来中国人留学生に援助を提供し続ける日本各界の人々に感謝の意を表した。
その後、留学生たちは一連の素晴らしい出し物を披露し、招待会を盛り上げた。
日中友好会館は、中日国交正常化 10 周年を期して、両国政府首脳の合意により共同事業として建設された両国友好のシンボルであり、友好交流の拠点としての役割を果たしている。その事業の一部である後楽寮は中国人留学生向けのものであり、1985年に設立されて以来、中国人留学生を計4500人受け入れたまさに「中国人留学生の家」である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年1月24日