「古来、日本人はシルクロードに憧れてきた。特に唐代になると、日本は中国モデルを全面的にくみ取り、シルクロードの文化と物は日本が参考にする見本になった。そこには、無形のものや、遥か遠いシルクロードへのロマンチックな想像も含まれている」。
日中交流和華会と雑誌『中国紀行』が31日に共催した講演交流会「浪漫に満ちたシルクロードの物語」で、法政大学国際日本学研究所の王敏教授は、「シルクロードと日本ーー共有の夢の回廊」というテーマで、日本文化や国民の価値観、美意識に対する中国伝統文化の影響を述べ、来場者の注目を集めた。
日中交流和華会は、1人の中国人留学生がアルバイト代で創刊し、同会の代表誌となった『和華』の今年初刊の特集「服から伝わる物と事ーー日中の服飾」をアピールするために今回の交流会を行った。交流会で社会法人服飾文化研究会の渡辺チヱ会長をはじめ、中日両国の服飾研究者は、漢服、チャイナドレス、着物の発展史を紹介し、「衣は生活である。衣の文化を尋ねることは人間の歴史をたどることであり、女性の歴史を学ぶことである」と、服飾文化を研究する意味を説明した。
交流会の最後に、漢服ダンス、漢服ショー、チャイナドレスショー、着物の着付けショーが行われ、現場は大いに盛りあがった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月1日