中国環境保護部宣伝教育センターと日本の国際協力機構(JICA)中国事務所は3月17日、自然学校プロジェクト新書発表会、プロジェクトの持続可能な発展シンポジウムを北京で開催した。同センターの賈峰主任、JICA中国事務所の中里太治所長が出席し、式辞を述べた。基金会、大学、企業、NGO、国際機関、メディア、環境教育拠点などの70数人の代表者が、シンポジウムに出席した。
賈氏はロンドンのスモッグ事件、日本の過去の環境汚染について言及し、「汚染後に対策という古い道を歩むことは出来ない。中国は先進国の古い道を歩んでおらず、環境改善の歩みを始めた。国家の政策と法律の執行、企業の排出基準順守、国民の環境意識の向上といった多層的な共同の取り組みにより、環境保護で大きな成果を手にできるはずだ」と指摘した。
中里氏は式辞の中で、JICAの約30年に渡る中国との友好交流について触れ、「政府間の大型協力プロジェクトの他に、民間の友好技術協力プロジェクト(草の根プロジェクト)を展開した。日本の地方自治体、NGO、大学の研究機関の技術・経験・手段を、中国のパートナーと共有し、中国の一般人の生活の質改善に貢献した」と話した。
同センターと同事務所の代表者は、各自作成した「自然学校指南」「私たちの自然学校を持とう」の内容について紹介した。これらの本は異なる視点と手段により、自然学校の建設の参考資料を提供した。
発表会後、JICAのプロジェクト担当者である李妍焱氏は、日本の自然学校の最新の動向および人材育成制度について紹介した。
専門家と出席者が十分に交流し、知識を交換し、活動は成功裏に終わった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月18日