在日殉難烈士・労工記念館の遺骨保管所で1日、蔡公雨さんが兄の蔡元海さんの骨壷を抱えた。全国各地から駆けつけた、第二次大戦中に日本に強制連行された労動者の生存者と遺族が同日、天津市烈士陵園内の在日殉難烈士・労工記念館に集まり、中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利71周年記念活動に出席した。蔡公雨さん(83)は安徽省宿州市から天津市に駆けつけた。蔡さんは記念館の遺骨保管所で、初めて兄の蔡元海さんの遺骨を目にし、72年ぶりに兄と「再会」した。中国人986人が1944年、鹿島組花岡出張所に強制連行され、日本側から酷使・虐待された。花岡鉱山の中国人労働者700人以上が1945年6月30日に決起したが、日本側に残酷に鎮圧された。この鎮圧と強制労働により、中国人労働者419人が殺害されるか死に至った。その中には蔡元海さんが含まれる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年9月2日