和歌山県白浜町の動物公園アドベンチャーワールドで18日、パンダの赤ちゃんが誕生した。父親である24歳(人間で72歳にあたる)の「永明(エイメイ)」は、自然交配で繁殖に成功した世界最高齢のパンダである。
同園によると、パンダの赤ちゃんの母親「良浜(ラウヒン)」は同日午前1時12分に破水し、すぐに出産した。4回の出産経験がある「良浜」は母性が強く、出産後すぐに赤ちゃんを抱きしめ、舐めたり撫でたりした。赤ちゃんの出生時の体重は197グラムで、母子ともに健康。
父親の「永明」は1992年9月14日に中国の北京動物園で生まれ、94年にアドベンチャーワールドに移り、今回を合わせて2頭のメスパンダとの自然交配で14頭の赤ちゃんをもうけた。2011年7月、「永明」は優れた繁殖力を讃えられ、和歌山県から「県勲功爵」の称号を受けた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年9月23日