日本はこのほど総額97兆4500億円の2017年度予算案を閣議決定した。うち防衛予算が5年連続で増加しており、注目を集めている。
5年連続で増加
日本経済新聞によると、日本の2017年度予算案の防衛費(米軍再編関連費用を含む)は、過去最大の5兆1251億円となった。前年度当初より1.4%増え、5年連続の増額。2016年度第3次補正予算案と合わせると、防衛省が求めた項目はほぼ認められた形だ。
2017年度の当初の予算案によると、自衛隊の艦艇や航空機などの修繕費が大幅に増加しており、装備品購入の財政支出も177億円増加した。ボイス・オブ・アメリカによると、日本は今回の防衛予算で南西警備部隊を発足し、さらに高性能ソナーシステムを搭載する新型潜水艦を1隻建造する。また日本政府は離島防衛基地の装備強化を重視しており、水陸両用装甲車、F-35ステルス戦闘機、新型空中給油機、大型輸送ヘリなどの購入も予算に計上している。
そればかりではない。海上保安庁の予算が2106億円に達し、2016年度の当初の予算案より12%増額し、記録を更新した。
安倍氏の明らかな意図