呉宇森監督による中国リメイク版『君よ憤怒の河を渉れ』の発表会が15日、北京で行われた。2018年の旧暦1月1日より、全国で上映されることが明らかになった。呉監督が主演の張涵予、福山雅治、戚薇、呉飛霞と共に登場した。
呉監督は本作の撮影は高倉健の影響と明かし、「私は高倉健を深く尊敬しており、高倉健に合う脚本を探していた。私がハリウッドに渡ると、高倉健は私に手紙を書き、贈り物を贈ってくれた。また私に、日本とハリウッドで困ったことがあれば、頼りにしてくれと言われた」と述べた。高倉健が亡くなると、呉監督は撮影の機会を失ったことを嘆き、本作を撮影し敬意を表することを思い立った。
中国版では、張涵予が主人公を演じる。張涵予は『君よ憤怒の河を渉れ』が中国で公開されたころ、ちょうど反抗期だったと明かした。高倉健の個性に引かれ、影響を受け、さらに声優の道を歩むことになったという。「私は30回以上見ており、セリフをすべて暗唱できる」張涵予はさらに現場で、名声優の邱岳峰のセリフを真似た。
福山雅治は矢村を演じ、標準的な中国語で挨拶をした。「この名作のリメイク版への出演依頼が来たとき、まるで夢のようだと感じた」
リメイク版の真由美を演じるのは戚薇だ。呉監督の娘である呉飛霞は、新キャラの殺し屋を演じる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月17日