ナインアワーズ京都
京都の「新型ホテル」の先駆けになったのは、2009年末にオープンした「ナインアワーズ京都」。近未来的な造りが特徴で、1泊2000~3000円(約120~180元)、外国人観光客からも人気がある。
「ファーストキャビン」は東京や大阪など10都市に展開している。2010年3月、京都市下京区に121室のカプセルホテルをオープン。年間稼働率は約90%、1泊3000~5000円(約180~300元)。
2016年12月に、大浴場を備えた188室の新型カプセルホテルが世界遺産・二条城近くにオープンした。今春には阪急西院駅近くにも82室のホテルがオープンする予定。
新型カプセルホテルの急成長の裏には、京都のホテルの客室不足という問題がある。
日本を訪れる観光客の増加により、京都市内の主要ホテル27軒の2015年の稼働率は88.9%、16年には満室状態が続いた。ホテル業界関係者によると、桜と紅葉の時期には1泊2万円(約1200元)になるという。
2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催時、京都を訪れる外国人観光客は440万人に達する見通し。オープン準備に入っている4000室を除くと、まだ6000室不足している。