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japanese.china.org.cn | 02. 03. 2017

東京の街頭で「海闊天空」を歌うアーティストを取材

タグ: 東京 街頭 海闊天空 日本語

このほど中国のSNSと各サイトで、ある動画が話題になっている。ある男性が東京の街頭で、「海闊天空」を日本語で歌いながら演奏し、近くで聞いていた中国人女性が号泣するという内容だ。微博(中国版ツイッター)の動画付きの投稿は8万件以上も転載され、1万人以上がコメントを残している。動画サイトでの再生回数は、3万9000件以上に達している。

動画を見ると、男性は東京の街頭で、Beyondの「海闊天空」を日本語で歌う。曲の間奏中に、足を止め見守っていた女性が、広東語で後に続いて歌う。男性は広東語で歌い続け、女性は歌い手が中国人であることを知った瞬間、涙を抑えきれなくなる。女性は「中国人が海を渡り日本の街頭で演奏するとは、とても感動した。異国で知己に出会ったような感覚だ」と話す。

多くのネットユーザーも男性の歌唱力を称賛し、異国でBeyondの曲を聞けるとは感動的で、感謝しているとコメントしている。「日本語から広東語に切り替えた瞬間に泣いてしまった。異国暮らしは本当に大変だ。この歌は私が多くの苦しい時期を乗り越える時に支えてくれた。感動した、ありがとう」

別のネットユーザーは「早くからあなたの微博に注目していた。歌唱力は抜群で、ファンになった。気取った様子もなく、あなたのことを支持している」とコメントした。他にも、男性がBeyondの曲を世界の隅々まで届け、この精神を多くの人に伝えることに期待する声もあった。

人民網駐東京記者は28日、動画の歌い手「小海南刺青」のインタビューを行った。彼は海南省出身で、現在は深セン市で働いている。これまで欧州や東南アジアなど各国を訪れ、街頭で歌をうたったことがあるという。この動画は2015年のクリスマス中に、同僚と日本を訪れた際に撮影したものだ。全世界を訪れ、各国の街頭で歌うという夢をかなえるため、わざわざ東京を訪れたのだという。

記者からなぜ日本語で歌おうとしたのかと聞かれると、男性は黄家駒が生前に日本でこの日本語版「海闊天空」を歌ったことがあるので、国内で日本語の発音を真似して何度も練習したと答えた。彼は黄家駒のファンで、前向きな力を全世界に伝えたいという。「見知らぬ女性が広東語版を口ずさむと、私と同僚は感動して涙を流した。あそこには当時、一家3人の香港人がいて、みな感動していた」

「海闊天空」は彼にとって、自由と勇気を象徴している。今後は仕事をしながら、世界各地で自分の歌いたい曲をうたうという。彼は微博でネットユーザーの支持に感謝し、「路上ライブは自分の生活の一部であり、当初の信念を貫き通し、恩に感謝し前向きな心を持ち続ける。今後注目されるかはさておき、私は歌い続け、Beyondの精神を伝えていきたい」と表明した。

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