東京都内のにぎやかなショッピング街・渋谷区の改造計画が持ち上がっている。オリンピックの開催に向けて4軒のビルを建てる計画で、順調に工事を進めるため、現地の役人は浮浪者を公園から追い出す行動を開始した。

それを受け、多くの人が「浮浪者への配慮と支援がない」と抗議し、工事中止を求めた。阻止されながらも、渋谷区は工事続行を決定し、「浮浪者に配慮し、公共住宅を提供する」と強調した。

日本に行ったことのある人は気付いただろうが、日本の街中に乞食はほとんどおらず、いるのは浮浪者だけである。彼らの多くがお年寄りで、中年も少なくない。彼らはもともと企業のホワイトカラーや、自営業者だったのかもしれないが、何らかの理由で浮浪生活という選択をした。

日本政府は生活に困窮する国民に対し、特別に「生活保護」という政策をとっている。生活に困っている人は役所に行き「生活保護」を申請できる。現在、都内で生活保護を受けている人は、毎月12万円の補助金を受け取ることができる。

しかし、多くの浮浪者は羞恥心が強く、政府の支援を受けることは恥ずかしいことだと考え、支援を断っている。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2017年3月29日