また日本人旅行者と外国人旅行者とでは、旅行先とするエリアが違うだけでなく、同じエリアであっても関心を寄せるスポットが異なっている。例えば両者で第1位となった東京都では、外国人旅行者のコメントは次のスポットで多かった。
第1位:新宿御苑(新宿区)
第2位:サムライミュージアム(新宿区)
第3位:浅草(台東区)
第4位:アキバフクロウ(千代田区)
第5位:明治神宮(渋谷区)
第6位:両国国技館(墨田区)
これに対して日本人旅行者のコメントは次のスポットに集中していた。
第1位:JAL工場見学Sky Museum(大田区)
第2位:明治神宮(渋谷区)
第3位:千鳥ヶ淵(千代田区)
第4位:根津美術館(港区)
第5位:新宿御苑(新宿区)
第6位:東京国立博物館(台東区)
こうして比べてみると、外国人旅行者が日本で見たがるのは、日本を代表し、日本らしさがわかるスポットであることがわかる。例えば「サムライミュージアム」などはまさに日本らしいスポットだが、日本人の多くは知らない。これに対して日本人旅行者は、日本の伝統文化や歴史に興味を寄せる傾向にある。