中日国交正常化45周年に際し、日本在住の中国人写真家・馮学敏さんの作品集『中国印象』が東京で出版された。中国国家観光局日本代表所が企画・出版し、中国の程永華駐日大使、自民党の二階俊博幹事長が祝辞を寄せた。中国国家観光局日本代表所の羅玉泉主任が監修。
馮さんは日本に留学し、創業し30年になる。祝祭日を利用し帰国し、中国全土を歩き回り、世界遺産と名所旧跡を訪れ、各地の民俗・風情を取材した。紹興、吉林、景徳鎮、雲南、四川、チベット、新疆、北京、広西チワン族自治区、湖南、陝西、山東、江蘇、浙江、福建、重慶など複数の「故郷シリーズ」作品を撮影し、かつ各国で展示会を開き作品集を出版した。馮さんは昨年12月、東京中国文化センターで初めて撮影により黄檗文化を紹介した。珍しい黄檗文化と隠元禅師の法話が注目を集めた。
今回の『中国印象』は120枚の作品を厳選し収録。馮さんの30年に渡る撮影芸術人生の集大成と言える。作品はさまざまなアングルから中国の美しい山河、歴史と文化、少数民族の風情を記録。うち一部は失われた、もしくは失われつつある原風景となっている。
馮さんによると、『中国印象』には中国語・日本語・英語のキャプションがついている。この作品集を通じ中国を理解し、中国を訪れる国内外の読者が増えることで、中日及び中国・海外の民間文化交流に微力ながら貢献したいという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月9日