天津京劇院は25日夜、東京芸術劇場プレイハウスで中国伝統の京劇「楊門女将(ようもんじょしょう)」を披露し、好評を博した。人民網が報じた。
同京劇が描くのは北宋(960年-1279年)、仁宗(じんそう)皇帝の時代の物語。仁宗から元帥に起用された100歳となる■太君(■は人かんむりに示、しゃたいくん)は、辺境の三関を侵した西夏(せいか)と激戦を交わし、最終的に勝利する。穆桂英(ぼくけいえい)の役は、国家一級俳優の王艶(ワン・イエン)が演じている。
歴代京劇関係者らのたゆまぬ努力もあり、京劇は日本でも人気を博している。今回も入場料は8800円と決して安くはないものの、満席になるほどの大盛況となった。そして、出演者の素晴らしい演技に、観客からは大きな拍手が何度も送られた。
同公演は、中日国交正常化45周年の記念イベントの一環。天津京劇院は東京、大阪、名古屋で計14公演を行う計画。うち、東京公演の上演期間は21日から29日まで。(編集KN)