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japanese.china.org.cn |08. 08. 2017

日本がオスプレイ飛行自粛を要請、米軍は拒否

タグ: オスプレイ 輸送機 沖縄 防衛局

日本政府は米軍に日本国内での輸送機「オスプレイ」の飛行自粛を求めていたが、米軍は沖縄県内での飛行を続けている。政府筋は、米軍が今後も日本国内で飛行を続ければ、日本側の要求が事実上拒否されたことになると指摘した。日本メディアが伝えた。

米軍普天間基地所属のオスプレイが豪州の海域で墜落事故を起こしたことを受け、日本政府は6日、米軍に飛行自粛を求めた。

沖縄県の富川盛武副知事は7日、沖縄防衛局の中嶋浩一郎局長らを県庁に呼び抗議し、原因究明までオスプレイの飛行停止を求めた。中嶋局長によると、在沖米軍トップのニコルソン四軍調整官へ飛行自粛を求めた際に「安全性はしっかり確認している」との説明があったという。

オスプレイの訓練と配備を予定している北海道と佐賀県、及び米軍基地のある青森県などでは、安全性への懸念と飛行停止を求める動きが広まり続けている。

在日米軍のシュローティ副司令官は7日、日本の小野寺五典防衛相に「安全性を確認した上で、必要であると判断すれば運用する」と述べた。小野寺防衛相は防衛省で開かれた会談で、「飛行自粛を求める方針に変更はない。最大限に安全面を配慮する」と懸念を表した。

小野寺防衛相は、オスプレイが10日から北海道で始まる陸上自衛隊と米海兵隊の合同訓練に参加することに同意するかについて「事故原因を詳細に確認中で、その結果に基づき米国側と協議する」と話した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年8月8日

 

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