ア太で不動産投資がブーム 活況を呈する香港と冷え込む東京

ア太で不動産投資がブーム 活況を呈する香港と冷え込む東京。RCAの分析によると、大型オフィスビルとホテルの取引により、香港の今年上半期の収益性資産販売額は、前年同期比5%増の83億ドルに達した…

タグ:不動産 投資 ブーム 香港 東京

発信時間:2017-08-08 16:41:02 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

香港の不動産価格が続騰しているが、投資家と購入者の意欲を抑えていない。世界的な不動産調査会社であるReal Capital Analytics(RCA)が7日に発表した報告書によると、香港は今年上半期、アジア太平洋地域で事業用不動産投資の最大の目的地になった。不動産投資の意欲と続騰する不動産価格を受け、香港の管理部門は慎重な投資を呼びかけている。ロイター通信が7日、伝えた。

RCAの分析によると、大型オフィスビルとホテルの取引により、香港の今年上半期の収益性資産販売額は、前年同期比5%増の83億ドルに達した。これにより香港は初めて地域最大の投資市場になり、長年首位をキープしていた東京を抜いた。東京の上半期の投資活動は、高価格と在庫不足により33%減少した。

RCAアジア太平洋地域アナリストは「香港の不動産は大陸部の多くの資本を集めている。さらに香港の有力投資家の需要が加わり、香港の事業用不動産市場は現在、高騰の新たなピークを迎えている。上半期の特大規模の土地取引は6件に達し、香港の土地資源不足が市場の前向きな発展を促していることが分かる」と述べた。この6件のうち最も注目されているのは、恒基地産が今年5月に233億香港ドルで落札した、中環美利道駐車場ビルプロジェクトで、同社はオフィスビルへの発展を計画している。RCAによると、この土地の1平方メートルあたりの地価は800万香港ドルにのぼり、香港不動産の史上最高額の4倍に達した。

香港紙・星島日報によると、中国本土企業は近年香港で土地を取得すると同時に、香港中心エリアのA級オフィスビルの旺盛な需要を示している(特にビクトリアハーバー両岸のオフィスビル)。仲介業者のデータによると、過去5年間で成約したオフィスビル取引のうち、中国本土資本は約402億4000万香港ドルで、成約額全体の27.2%、面積の21.9%を占めた。これは本土資本が中心エリアのオフィスビルをまるごと買収する意欲を示している。恒大地産集団は2015年11月に、湾仔の米国万通ビルを125億ドルで買収し、最も注目された。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年8月8日

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