NHKが731部隊のドキュメンタリーを放送 注目集める

NHKが731部隊のドキュメンタリーを放送 注目集める。

タグ:NHK,ドキュメンタリー,侮辱

発信時間:2017-08-15 14:21:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

8月15日は日本の終戦記念日である。13日晩、NHKはドキュメンタリー「731部隊の真相731部隊の真実~エリート医学者と人体実験~」を約50分間にかけて放送し、日本で注目を集めた。

ドキュメンタリーにはNHKが初めて発掘した、第二次世界大戦直後にソ連が行った裁判の録音資料が収録され、録音と実際に体験した人の取材をもとに731部隊の主要メンバーによる細菌兵器の開発状況を再現。第二次世界大戦中、731部隊は中国で秘密裏に細菌兵器を開発し、実戦に用いた。戦後、731部隊はその証拠を徹底的に隠滅し、元隊員も口を固く閉ざし真相を明かさなかった。当時の731部隊の人体実験には日本の軍人、医学界のエリートが参加したという。多くの軍人が戦後の裁判で処刑されたが、エリート医師と彼らが所属した有名校の任務については今もわかっておらず、中には戦後に学界から表彰された人もいる。制作チームは東京大学での取材を試みたが、「同部隊と組織的な関連はない」と断られた。

731部隊のドキュメンタリーが放送されると、ネット右翼によるバッシングが起きた。「録音はロシアからのもので、日本軍は拷問で自供を迫られたと供述している」、「米国は731は普通の防疫部隊だと言っている」、「NHKが日本に良くない放送をするとは、日本を侮辱しているようなもの」などの書き込みがされた。一方、「放送を見て恥ずかしいと思った」とし、日本の戦争での罪を暴くNHKのやり方を支持する人もいた。

大阪大学の田中弥生教授は14日、ニュースサイト「BLOGOS」に文章を掲載し、「このドキュメンタリーは驚愕的な事実を明るみにした」とした。731部隊の歴史について、日本社会の態度は複雑で、「見て見ぬ振りをしている」という。ドキュメンタリーは最後に悔やんで自殺した医師を紹介。これを通し、番組は「全ての日本人に事実を受け入れ、歴史を振り返ってもらいたい」ということを伝えたかったのかもしれない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年8月15日

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