中国大陸の軍機は最近、遠洋・長距離訓練を続けている。台湾一周飛行が注目されているほか、日本の宮古海峡を頻繁に通過し、航空自衛隊第9航空団のF-15戦闘機による緊急発進の回数が増えている。台湾「中央社」が16日に伝えた。
中国大陸の軍機による活動の活発化を受け、日本は南西地域の防衛能力を強化するため、2016年1月31日にF-15約40機からなる第9航空団を発足させた。
日本は沖縄基地所属だった第83航空隊を第9航空団に格上げし、茨城県百里基地の第204飛行隊、福岡県築城基地の第304飛行隊を那覇基地に移した。また第305飛行隊を、沖縄県に近い宮崎県新田原基地に移した。
航空自衛隊の南西航空方面隊の司令部は那覇基地にあり、第9航空団などの部隊を管轄している。第9航空団の発足まで、日本は約50年に渡り航空団を発足させていなかった。沖縄の戦略的地位の重要性が分かる。
第9航空団の主力戦闘機はF-15。全世界でF-15を保有している国は、米国、サウジアラビア、イスラエル、韓国、シンガポール、カタール、日本のみ。
日本メディアは先ほど、中国大陸の軍機が頻繁に宮古海峡を飛行することを受け、防衛省は航空自衛隊の緊急発進体制を変えたと伝えた。以前は2機で中国の1機に対応していたが、これを4機に増やした。追加された2機のF-15は、後方から中国機を監視し、増援を警戒する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年8月17日