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japanese.china.org.cn |29. 08. 2017

北海道の海岸で女性の遺体発見 危秋潔さんか

タグ: 北海道  女性の遺体発見 危秋潔

 



 

 北海道釧路市の桂恋海岸で8月27日早朝、地元の漁民が若い女性の遺体を発見した。服装から、7月23日に行方が分からなくなった中国人女教師の危秋潔さんの可能性がある。日本の警察は28日、司法解剖で死因は溺水と判明したと発表。

 

 TBSの記者は遺体発見現場を取材した。現場は最後に彼女が目撃された喫茶店から直線距離で約7キロ、車で約20分の場所にある。土日・祝日は3本、平日は5本のバスが出ている。28日正午、司法解剖で死因が判明し、北海道警察はゴムボートに乗り棒を使って発見現場で遺留品を捜索した。

 

 遺体を発見した漁民はこの仕事をして約70年になり、その日は昆布を取りに海岸に来ていた。遺体発見時、足の一部が白骨化していた以外は、髪や顔、体に損傷はなく、衣服にも目立った乱れはなかったという。この漁民は朝6時頃と昼1時頃の毎日2回この海岸に来ている。発見前日の正午には遺体がなかった。

 

 この海岸は海水浴場ではなく、昆布の採取場所で、漁民は海岸に打ち上げられた昆布を採取する。そのため、この海岸は漁民がよく訪れる場所で、一般人は少なく、外国人観光客が訪れるような場所ではない。海岸には昆布のほかに各種の海藻やごみなどもあり、付近の海岸は潮が集まる場所であるため、様々なものがここに流れ着く。記者が見た限り、海岸付近に高い崖はなく、地元住民も海に飛び込んだ人がいるという話を聞いたことがない。

 

 東京都監察医務院の上野正彦元院長は、遺体はずっと現場付近にあった可能性があるとみている。衣服に乱れがないため、長い距離を流されたとは考えにくく、ずっと現場付近にあった可能性がある。1カ月後に海岸に打ち上げられた原因について、上野氏は海藻がまとわりついて底に沈んでいたのではないかと分析した。

 

 警察は28日、司法解剖で死因は溺水と判明し、危秋潔さんの荷物から発見した紙に家族への感謝と別れのメッセージが書かれていたと発表した。遺体の身元確認に3日から1週間かかるという。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年8月29日 

 

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