東京ビックサイトで今月21日から24日まで、世界最大級のプロモーションフィールド「ツーリズムEXPOジャパン2017」が開催された。そのうち23日と24日は一般公開日だった。中国も18の省・市・自治区から代表団と航空会社の代表団を派遣させた。人民網が報じた。
会場は多くの来場者で熱気に包まれた。日本と世界の各地から参加した代表団が芸術パフォーマンスやデモンストレーション、ご当地グルメ、バーチャルリアリティ(VR)体験などを提供し、来場者は一つの会場で日本と世界の各地の文化を楽しむことができた。中国のブースでは、貴州省の少数民族の音楽や舞踊、水墨画のデモンストレーションが披露された。また、四川省のブースではパンダのライブ放送が放映され、多くの人が足を止めて見たり、質問したりしていた。日本のブースでは、沖縄県が「沖縄美ら海水族館」から提供された熱帯魚が泳ぐ、海底の世界を体験できる大きな水槽が展示されていたほか、福井県が同県で発見された恐竜の全身骨格を展示した。なかでも会場で最も目を引いたのが各地域や企業のマスコットキャラクターで、会場のどこにいても人々の注目を集め、多くの人が争うように記念撮影をしていた。
23日午前、中国国家観光局国際合作司の張西龍氏が率いる中国代表団は、主催者である日本旅行業協会(JATA)の担当者と会談を行い、同協会の田川博己会長も同席した。会談では、中日の旅行業界の話題をめぐり、意見交換が行われた。張氏からは、中国の道路やトイレ、観光地の衛生、管理、総合情報、SOS緊急救援など、旅行関連の設備やサービスなどは急速に発展している点が紹介された。
張氏は会談後の取材に対し、「今年は中日国交正常化45周年。中日両国は各分野における交流を順調に進めており、これほどの大規模な人員交流が行われたのはしばらくぶりのこと。訪日中国人が増加しているだけでなく、訪中日本人もここ3年、安定して増加している」とした。
また、今回の出展の目的について、「中国の近年の観光やその関連分野の全体的な発展と変化を斬新なスタイルで展示し、一人でも多くの日本の方に、それらの情報を伝えること」と説明し、「一人でも多くの日本のビジネス旅行者、文化交流人員、ツアー客に中国に来てもらいたい。また、中国は今『全域観光』を推進している。それにより、各産業の融合がもたらされる。中国のインフラや産業の融合は一層向上し、発展も加速し、世界各国の旅行者のニーズを満たすことができるようになっている」と指摘した。
さらに張氏は、「中国の観光業は現在、世界の大国で最も安全で、最も開放的で、最も協力的で、最も発展状況が良く、発展の速度が最も早い分野となっている。より多くの外国人観光客に中国に来てもらいたい」と強調した。(編集KN)