箱根には活火山があり、温泉が点在していることから、古代より日本の温泉の里だ。山奥の温泉で富士山を眺め、爽やかでひんやりした空気を吸いながら、温かい温泉に浸かる。筆者にとって箱根にはこのようなイメージがあり、行ったことがなくても親しみを感じていた。大涌谷を降りると芦之湖が広がる。ここは芦のように細長い火山湖で、面積は狭いが水が美しく、富士山の美景も眺められるため、日本で名が知られている。
芦之湖には多くの船が浮かぶ。古い海賊船を模したものは、観光客の間で最も人気がある。船はゆっくりと湖を移動する。スピードがあるのは客船で、さまざまな場所に向かうことができる。風がなく波が穏やかな日には、釣り人が湖に船を浮かべる。彼らは釣り竿を振り、魚がかかるのを待ちながら、静かなひとときを楽しむ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月17日