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japanese.china.org.cn |20. 11. 2017

南京大虐殺80周年 南京航空航天大学の学生が犠牲者名を塗り直す

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南京航空航天大学金城学院の数十人の学生が11月19日、中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞記念館を訪れ、館内の「嘆きの壁」に刻まれた犠牲者の名前を塗り直した。

 

 中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞記念館の犠牲者のリストが書かれた壁(別称:嘆きの壁)には、南京市抗戦損失調査委員会、南京大屠殺案敵人罪行調査委員会、解放以来各時期の生存者の証言、出版物、犠牲者遺族が提供した犠牲者リストをもとに日本軍に虐殺された30万人の同胞の名が正確に刻まれている。日光や風、雨により、多くの犠牲者の名前が見づらくなっていたが、南京航空航天大学の学生が筆でなぞり、犠牲者の名前がよく見えるようになった。

 

 「嘆きの壁」は中国科学院院士・東南大学建築設計研究院院長の斉康教授が設計・完成させたもので、1995年の建設当初は長さ43メートル、3000人の名前が刻まれていた。2007年に8244人に増加し、2011年には69メートル、1万311人に増加。2016年12月、犠牲者リストの壁に新たに110人の名前が刻まれた。長年を経て、「嘆きの壁」の長さは69メートル、名前が刻まれた犠牲者の数は1万615人になった。

 

 今年は南京大虐殺勃発80周年にあたり、国家追悼式など一連の記念活動が行われる。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月20日

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