日本の外相、中国との競争を理由に専用機を求める

日本の外相、中国との競争を理由に専用機を求める。日本の河野太郎外相は連日、「外相専用機」の導入をさまざまな場で訴えている。専用機がなく、中東の高官から食事に誘われても断るしかなく、夜も空港で4時間も待たなければならないと漏らした…

タグ:外交 専用機 閣僚会議

発信時間:2017-12-20 13:22:10 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 日本の河野太郎外相は連日、「外相専用機」の導入をさまざまな場で訴えている。専用機がなく、中東の高官から食事に誘われても断るしかなく、夜も空港で4時間も待たなければならないと漏らした。中国も、一つの理由とされた。香港紙・南華早報によると、河野外相は中国の外交の影響力と競争を展開するため、より良い外遊方法が必要だと述べた。


 19日付朝日新聞によると、河野外相は同日の閣議後会見で、再来年度の予算案で外相専用機の導入の関連費用を確保したいとの考えを示した。日本には外相専用機がなく、中国など他国の外相に比べて訪問国に差が出ていることなどを理由に挙げた。「この5年間で日本の外相は97カ国を訪問したが、同じ時期に中国の王毅外交部長は262カ国を訪問しており、始まりから負けている」一部の日本メディアは、「外交を上手くやろうと努力しても、さまざまな制限が存在する」という河野外相の発言を掲載した。

 

 河野外相はこの要求を実現させるため、「外相専用機と日本の外交の関係」を説明する例を挙げた。「日本の政府開発援助(ODA)が抜群に多いわけではなく、アフリカをはじめ、さまざまなところで中国の投資や援助が日本を遙かに上回る中で、この差をどう埋めるか。日本は外交にさらに力を入れる必要がある。しかし現行の制度で、外務大臣やそのスタッフの移動にすべて民間の商用機を使わないといけないのは、日本の国益を考えるとかなりハンディキャップが大きい」

 

 専用機を求める河野外相の意向は非常に強く、何度も訴えている。毎日新聞によると、河野外相は18日の党内の外交会議で、皇族や首相が外遊の際に政府専用機を使えるが、外相は民間機を使用するしかないと漏らした。中東に行くと、先方から食事に誘われたが、そうすると搭乗時間に遅れることから断ったこともあるという。時事通信によると、河野外相はさらに専用機がないことによる「苦しみ」を漏らした。夜に空港で4時間も待たされることがよくあるという。

 

 専用機の具体的な選択についても、河野外相には考えがある。購入しても良いし、日本企業の民間機を借りてもいいと提案した。また「小さくてよい。(米国)東海岸まで給油なしで行け、中古でも構わない」と述べ、米国製ジェット機「ガルフストリームG650ER」と機種名まで挙げた。

 

 しかし外務省内には「購入費だけでなく、維持費もかかる」と反対する声もある。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月20日

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