東京で19日、メスのパンダ「シャンシャン」が上野動物で初公開され、多くの日本人が集まった。動物園はパンダ観覧を抽選で1日400組に制限している。応募が殺到し、倍率は最大144倍に達した。上野動物園が観覧で抽選制を採用するのは今回が初。
東京の上野動物園で暮らすメスのパンダの赤ちゃん「シャンシャン」が19日、正式に一般公開された。観覧の応募が殺到し、動物園側はシャンシャンを多くの観光客に慣らそうと、訓練を続けてきた。また職員は観覧者の案内やテロ対策の訓練を行った。
シャンシャンは2011年に日本を訪れたパンダ「比力」(日本名・リーリー)と「仙女」(日本名・シンシン)の娘で、現在の体重は出生時の147グラムから12キロ以上に増えている。笹を食べるほか、木登りを好む。
上野動物園は10月下旬より、観光客に観覧される環境に慣らすため、シャンシャンの訓練を始めた。職員は開園前の時間と週に1回の定休日を利用し、シャンシャンとシンシンが生活するパンダ館の観覧エリア内を歩き回った。写真はシャンシャンを一目見ようと集まった多くの観覧者。