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japanese.china.org.cn |09. 01. 2018

解放軍報:「防御」の名を借りた日本の軍備拡張に警戒を

タグ: ヘリコプター 護衛艦 いずも 艦載機

 日本の複数のメディアの最近の報道によると、日本防衛省は、ヘリコプター搭載護衛艦「いずも」を戦闘機の発着の可能な航空母艦に改造し、短距離離陸・垂直着陸の可能なF-35B戦闘機を搭載する計画だ。この動きは、戦後の「専守防衛」方針から日本がさらに逸脱しているのではないかとの疑いの声を引き起こしている。

 

 「いずも」は日本海上自衛隊が保有する最大の艦艇で、全長は248メートル、満載排水量は2万7000トンに達する。日本政府はこれを「護衛艦」と控えめに呼んでいるが、「いずも」は空母式の全通甲板を備えており、軍事評論家には「準空母」とみなされている。2015年に「いずも」が就役した際、米誌『ナショナル・インタレスト』のウェブサイトに掲載された記事は、「いずも」は軽空母の能力を完全に備えており、これを「護衛艦」と呼ぶのはミスリードであり、まやかしであると指摘している。日本が将来、「いずも」にF-35B艦載機を搭載することになれば、同艦は真の意味での軽空母になることになる。

 

 日本戦後の平和憲法の第9条は、「(日本は)国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」と規定している。日本はこれを基準として「専守防衛」政策を取ってきた。日本防衛白書はかつて、大陸間弾道ミサイルや攻撃型航空母艦など相手国の破壊に用いられる兵器の使用を放棄することを明記している。

 

日本政府は、防御目的で用いられる空母は「攻撃型空母」ではないと主張しているが、このような主張はまったく説服力を欠いている。空母を攻撃に使うか、防御に使うかは、政策決定社の决定にかかっているためだ。『朝日新聞』は論評で、「いずも」改造の動きは「専守防衛」政策を「空文化」するものと論じている。

 

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