平昌冬季五輪初　日本スピードスケート選手がドーピング陽性反応

　スポーツ仲裁裁判所は13日、スピードスケート・ショートトラック男子日本代表の斎藤慧選手が平昌冬季オリンピック前のドーピング検査でアセタゾラミドの陽性反応を示し、日本代表から退いたと発表した。冬季オリンピックでドーピング違反が発覚したのはこれが初めて。

　スポーツ仲裁裁判所によると、斎藤選手はオリンピック村到着直後に検査を受け、利尿作用のあるアセタゾラミドの陽性反応を示した。これは他の禁止物質をごまかせる物質として使用を禁止されている。

　斎藤選手は検査結果に「驚いた」と話しているが、日本代表団は彼が自ら選手村を離れたと明かした。さらなる調査結果が出る前に、斎藤選手は出場禁止となる。

　日本代表団によると、21歳の斎藤選手は男子5000メートルリレーの補欠で、平昌でまだ競技に出場していない。

　斎藤選手はスピードスケーターの一家に生まれ、姉の斉藤仁美さんも日本代表として今大会に出場する。

「中国網日本語版（チャイナネット）」　2018年2月14日