日本の財務省が2月23日に発表した日本税関の2017年金塊密輸取り締まり成果の統計によると、2017年に日本の税関が摘発した金塊密輸は1347件、押収量は6236キロで前年比それぞれ66%と120%増加し、過去最高となった。
時事通信社によると、海外の金塊を日本に輸入する際は消費税を支払う必要があるが、金塊を密輸して日本で販売し稼ぐ人もいる。2009年に日本の税関が摘発した金塊密輸はわずか4件だったが、2014年4月の消費税引き上げ後に密輸が増加。2014年から税関が摘発した金塊密輸の件数と押収量は4年連続で記録を更新している。財務省は、「密輸は非常に深刻な状況」と見ている。報道によると、金塊密輸の多くが飛行機を利用して行われ、うち韓国などの観光客が90%近くを占める。
また、不正薬物の密輸データも発表された。2017年に日本の税関が摘発した不正薬物密輸事件は784件、押収量は1379キロ。うち麻薬は151件、押収量は1159キロ。タイやマレーシアの若い女性が密輸に関わるケースが増えているという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年2月24日