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japanese.china.org.cn |24. 02. 2018

東京五輪に3Dホログラム中継技術導入へ

タグ: 3Dホログラム中継技術



 イギリスの『デイリー・メール』が2月22日、2020年東京オリンピックに3Dホログラム中継技術が導入される見通しだと伝えた。日本の通信会社NTTが開発した3Dホログラムリアルタイム中継技術は3Dで実物大の選手を立体で投影し、まるで自分がその中にいるような感覚で、臨場感を与える。また、選手に運動センサーをつける必要がなく、観客も3D眼鏡なしで観戦できる。


 NTTは、同システムの導入により東京の900万人がオリンピックを間近で体験し、選手を実物大で見ることができるとしている。「Kirari!」という名前のこのシステムは競技場で複数のカメラを使って選手の動きを追跡し、画像を各場所の3Dホログラム設備に転送するという仕組み。


 NTTの日高浩太主幹研究員は、「四方八方から3D空間の中を移動する選手が見られ、観客はリアルな体験ができる」と話す。システムは空間の中で発生するすべてのことを再現し、レーザーライトと位置追跡情報の深度センサを組み合わせてリアルタイム中継を実現するという。


 2020年東京五輪の公式スポンサーであるNTTは、同システムはわずかな色収差も認識し、観客に選手が目の前で動いているような感覚を与え、臨場感のある観戦ができるとした。観客は時間と空間を超えて楽しむことができ、同社は技術のコスト削減に努めているという。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年2月24日

 

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