九州電力の玄海原子力発電所の3号機が3月23日に再稼働した。原発安全措置のより厳格な安全基準に基づき再稼働した5カ所目7機目のユニットになる。九州電力は電力価格を据え置くとしている。東日本大震災から7年が経ち、電力供給分野の原発回帰の動きが目立つようになっている。
玄海原発3号機は佐賀県玄海町にあり、7年3カ月にわたり稼働を停止していた。23日午前11時、作業員が中央制御室で原子炉の稼働レバーを倒し、核分裂を抑制する制御棒を抜いた。23日深夜に核分裂反応が安定し、25日に発電と送電が再開された。
九州電力は、玄海原発3号機と4号機の再稼働により、毎月90億円の収支が改善されると見込んでいる。しかし当面は現行の電力価格を維持し、悪化した財務状況の改善に努めるという。3号機はすでにウラン・プルトニウム混合酸化物燃料を入れ、プルトニウムを使った発電を開始する予定。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月26日